2025 07 18 Fri

リニューアルしたのに問合せが減る理由「カスタマーバリア™」とは

2025 年 7 月 18 日 by 松崎

代表の日記

リニューアルしたのに集客できない理由

「リニューアルしてデザインはキレイになったのに、問い合わせが減った」
「見た目はすごく良いのに、アクセスされない」

こんな声、聞いたことありませんか?
実際、私のもとにはよくこうした相談が届きます。

4人の男女がのーとPCを開けて悩んでいる様子

特に多いのが、制作会社に依頼してリニューアルしたのに、期待していた成果が得られないケースです。デザインは確かにキレイになった。でも、肝心の集客効果は以前より悪くなってしまった。
なぜこんなことが起こるのか。

答えは簡単です。
多くのWebサイトには、見た目では分からない「カスタマーバリア™」がいくつものポイントに潜んでいるからです。

カスタマーバリア™とは、ユーザーがWebサイトを利用する際に感じるストレスや障害のことです。これがあると、どれだけ見た目がキレイでも、ユーザーは途中でバリアに引っかかって離脱してしまいます。

カスタマーバリア™の影響

ユーザーの行動を妨げる様々な障害

カスタマーバリア™とは、ユーザーがWebサイトを利用する時に出てくる、様々な障害のことです。

例えば、レストランを探している人がWebサイトを訪れたとします。その人が知りたいのは、メニュー、料金、営業時間、場所、雰囲気といった情報ですよね。

でも実際にサイトへアクセスしようとすると、ページの表示が遅くてイライラしたり、メニューがどこにあるのかわからなかったり、料金が書いていなかったり、問い合わせフォームの入力が多すぎたり。
面倒やストレスフルなことがたくさん。

こうした一つ一つが「カスタマーバリア™」です。

なぜ見た目だけでは判断できないのか

多くの経営者や担当者は、Webサイトを「見た目」で判断してしまいがちです。
なぜなら、裏側のスペックや性能はパッと見てわかりませんし、判断するにはそれなりの知識も必要なので。

実際にユーザーがWebサイトで体験するのはデザインだけではありません。
スマートフォンでアクセスしたときの表示速度、欲しい情報への辿り着きやすさ、フォームの入力しやすさ、文章の読みやすさ。こうした「使い心地」の部分にこそ、多くのバリアが潜んでいます。

実店舗で考えてみるとよくわかります。
外観がキレイなお店でも、入口がわかりにくかったり、自動ドアの開くスピードが遅かったり、店内が暗かったり、商品の場所がわからなかったり、レジに長い行列ができていたり、スタッフが不親切だったりすると、嫌な気持ちになりますよね。

Webサイトも全く同じです。
見た目がキレイでも、使いにくければ、ユーザーは離れていってしまうのです。

制作会社が見落とすカスタマーバリア™

デザイン重視の制作

なぜ多くのWebサイトにカスタマーバリア™が生まれてしまうのか。

実は、多くの制作会社は「デザインの美しさ」だけを考えてサイトを作っています。見た目がキレイだと、発注側にも喜んでもらえるし、制作実績としても見栄えが良いからです。
でも、デザインだけに集中していると、本当に大切な部分が見落とされてしまいます。

ページの表示速度は遅くても「まあ、大丈夫でしょう」。
スマートフォンで見にくくても「PCで見ればキレイだから」。
必要な情報が不足していても「若い人は文章読まないから」。

へっ..???
Webサイトを利用する人のことをまったく考えてないですよね

こんな考え方で作られたサイトは、あちこちにカスタマーバリア™が発生しています。

発注側も気づけない技術的問題

発注側である多くの経営者や担当者は、Webサイトの技術的な部分について詳しくありません。なので、見た目がキレイかどうかでしか判断できない。

「表示速度が遅い」
「セキュリティ対策が不十分」
「検索エンジンに適切に評価されない構造になっている」
こうした問題があっても、見た目では分からないので気づけません。

制作会社は、そうした技術的な部分は特にちゃんとすべきなのに、説明が面倒なのか、最適化する技術を持ってないのか、予算の関係で省略しているのか、とにかくほとんどのWebサイトで最適化できてないのが現状です。

こういったことから、見た目はキレイだけれど、実際には使いにくく、集客効果の低いサイトが多くつくられています。

代表的なカスタマーバリア™の事例

実際に、どのようなカスタマーバリア™があるのか、具体的な事例をご紹介しましょう。

表示速度の問題

最も多く見られるのが、ページの表示速度が遅い問題です。

スマートフォンでサイトにアクセスしたとき、3秒以上待たされると、約50%のユーザーが離脱すると言われています。5秒を超えると、ほとんどのユーザーが諦めてしまいます。

こういった現状があるのに、ただ作っただけのWebサイトでは表示に10秒以上かかることもあります。
特に、たくさんのモーション、複数のWebフォント、大きすぎる画像をたくさん使っていると、この傾向が強くなります。

導線設計の問題

次に多いのが、サイト内の導線が分かりにくい問題。

ユーザーが欲しい情報にたどり着けない、問い合わせフォームがどこにあるか分からない、関連する情報へのリンクがない。こうした問題があると、ユーザーは迷子になってしまいます。

例えば、商品ページを見ている人が「料金を知りたい」と思っても、料金ページへのリンクがなかったり、料金情報自体が掲載されていなかったり。これでは、せっかく興味を持ってくれたユーザーを逃してしまいます。

フォームの問題

問い合わせフォームの使いにくさも、とても大きなカスタマーバリア™です。

入力項目が多すぎる、必須項目が分からない、エラーメッセージが不親切、戻ると入力した情報が消えている。こうした問題があると、問い合わせしようと思ったユーザーでも、面倒で諦めてしまいます。

実際、フォームを改善するだけで問い合わせ数が2倍になったケースもあるのに。

コンテンツの薄さ

最後に、コンテンツの薄さもカスタマーバリア™です。

ユーザーがサイトを訪れるのは、何らかの情報を得るためです。でも、肝心の情報が不足していたり、分かりにくい説明だったり、古い情報のままだったりすると、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

特に多いのが、商品やサービスの詳細情報が不足しているケースです。
「詳しくはお問い合わせください」ばかりで、具体的な情報がない。これでは、ユーザーは判断する材料がないので、競合他社のサイトに行ってしまいます。

サイトスタイリング™によるバリア除去

徹底調査による問題特定

当社が提供しているサイトスタイリング™では、まず徹底的な調査・検証からスタートします。

見た目だけでは分からないカスタマーバリア™を、一つ一つ丁寧に洗い出していきます。表示速度の測定、ユーザビリティの検証、コンテンツの充実度チェック、技術的な問題の確認。
見た目はキレイなのに、実際には数十個ものカスタマーバリア™が潜んでいることも珍しくありません。

総合的な改善アプローチ

カスタマーバリア™を特定したら、次は除去作業です。

ただし、一つ一つを個別に改善するのではなく、デザイン、性能、使いやすさ、コンテンツの4つの要素を総合的に最適化していきます。

例えば、表示速度を改善する際も、単純に画像を圧縮するだけでなく、デザインとのバランスを考慮しながら進めます。フォームを改善する際も、使いやすさと情報収集の両面を考えて作業します。

こういった総合的なアプローチが、サイトスタイリング™の特徴です。
一つの問題を解決することで他の問題も同時に改善されたり、相乗効果が生まれたりします。

バリア除去による具体的成果

離脱率の改善

カスタマーバリア™を除去すると、まず目に見えて改善されるのが離脱率です。

ページの表示速度を改善し、導線を整理し、必要な情報を充実させることで、ユーザーがサイトから離れる割合が大幅に減少します。

実際、当社がサポートしたお客様の多くで、離脱率が大きく改善されています。
これまで逃していたユーザーの多くを、サイト内に留めて情報を伝えられるようになったことがわかります。

滞在時間の延長

カスタマーバリア™がなくなると、ユーザーはストレスなくサイトを利用できるようになります。
結果として、サイト内での滞在時間が大幅に延びます。

滞在時間が延びるということは、それだけユーザーが興味を持ってくれているということ。商品やサービスについて詳しく知ってもらえる機会が増えるので、問い合わせや購入にもつながりやすくなります。

コンバージョン率の向上

最も重要なのは、コンバージョン率(問い合わせや購入などの成果につながる割合)の向上です。

カスタマーバリア™を除去することで、「興味はあるけれど、面倒だから諦める」というユーザーを大幅に減らすことができます。

当社がサポートしたお客様の中には、コンバージョン率が2倍になったケースもあります。アクセス数は変わらないのに、問い合わせ数が大きく増加する。これが、カスタマーバリア™除去の効果です。

さらに詳しい内容については、「サイトスタイリング™」これからのユーザーファースト集客メソッドにも詳しく書いていますので、是非あわせてご覧ください。

見えないバリアを可視化し、除去する重要性

多くの経営者やWeb担当者が気づいていない重要な事実。
それは、Webサイトの本当の問題は「見た目」ではなく「使いやすさ」にあるということです。

どれだけお金をかけてキレイなデザインにしても、カスタマーバリア™が放置されたままでは、集客効果は期待できません。むしろ、ユーザーに悪い印象を与えてしまい、逆効果になることもあります。

大切なのは、見えないバリアを見つけ出し、一つ一つ丁寧に除去して、デザインを保ったまま使いやすさをアップさせることです。

実店舗でお客様を迎える時と同じように、Webサイトでも「お客様が快適に過ごせる環境」を整える。
入口が分かりやすく、店内が明るく、商品が見つけやすく、レジがスムーズ、スタッフも親切。こうした当たり前のことを、Webサイトでも実現する必要があります。

サイトスタイリング™は、そうした「当たり前のおもてなし」をWebサイトで実現するための手法です。

見た目のキレイさだけでなく、ユーザーが本当に使いやすく、満足できるサイトを作ることで、自然と集客効果も向上していきます。

もし、あなたのWebサイトで思うような成果が得られていないなら、一度カスタマーバリア™の視点でチェックしてみてください。きっと、これまで気づかなかった問題が見つかるはずです。

そして、問題の解決に専門的なサポートが必要でしたら、お気軽にご相談ください。
カスタマーバリア™を除去し、本当に集客できるWebサイトに生まれ変わらせるお手伝いをさせていただきます。

初回のご相談は無料です。
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