2025 09 08 Mon

患者さんに親切な病院・医療機関ホームページに!サイトスタイリング™

2025 年 9 月 8 日 by 松崎

代表の日記

体調が悪くなったとき、専門的な治療が必要になったとき、あなたはどうやって病院を選びますか?
風邪や発熱などは近くのかかりつけのお医者さんへ行きます。
もう少し専門的なケースだったらでしょうか。

少し前までは、近所の人に聞いたり、知人の紹介で病院を選ぶことが多かったと思います。でも今は、ほとんどの患者さんがインターネットで病院の情報を調べてから受診先を決めています。

「頭痛 専門医 地域名」
「整形外科 評判 駅名」
「審美歯科 実績」
「胃カメラ 鼻から」

こんなキーワードで検索して、候補となる病院のホームページを見比べる。口コミサイトもチェックして、最終的に受診する病院を決める。この流れが、今では当たり前になっています。

患者さんが医療機関を選ぶ時

患者さんにとって、病院選びは重要な判断です。
自分の体のこと、家族の体のことなので、「この病院で大丈夫かな」「先生は信頼できるかな」「ちゃんと治してもらえるかな」という不安を抱えながら情報を探しています。

だからこそ、病院のホームページは患者さんのこうした不安に答え、安心して受診してもらえるような配慮がすべての箇所で必要です。

でも実際には、多くの病院のホームページで、患者さんが本当に知りたい情報が不足していたり、わかりにくかったり、情報が古すぎたりしています。

  • どんな症状を診てもらえるのか詳しくわからない。
  • 先生の専門分野や経歴がわからない。
  • 予約の取り方が複雑。
  • 待ち時間がどのくらいかかるのかわからない。

こうした状況では、優秀な医師がいて質の高い医療を提供していても、患者さんに選んでもらうことができません。

医療機関のホームページにも、これまでお話ししてきたカスタマーバリア™がたくさん存在しています。患者さんの立場に立った情報設計と、医療機関特有の信頼性の構築が大切です。

当社では、これまで多くの病院・医療機関のホームページ制作やリニューアルを手がけてきました。
医療業界特有のニーズや規制への対応も含め、豊富な経験を蓄積しています。制作実績ページでは、公開許可をいただいている一部の医療機関をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

医療機関サイト特有のカスタマーバリア™

医療情報のわかりにくさ・予約システムの複雑さ

病院のホームページでよく見られる問題が、医療情報が患者さんにとってわかりにくいことです。

医師や医療従事者にとっては当たり前の専門用語も、一般の患者さんには理解が困難です。
でも、多くの病院のホームページでは、専門用語をそのまま使って、とても簡単に短い文章だけで説明されていることが多く見られます。

「当院では○○療法による治療を行っております」
「○○検査により詳細な診断が可能です」

これだけの説明では、患者さんは「結局、自分の症状に対応してもらえるのかどうかわからない」と感じてしまいます。

診療科目についても同様です。
「内科」「外科」といった大まかな分類だけでは、具体的にどんな症状を診てもらえるのか、どんな治療を受けられるのかがわかりません。

予約システムも複雑なことが多いです。

電話でしか予約を受け付けていない、ネット予約はあるけれど操作が複雑、初診と再診で予約方法が違う、診療科によって予約の取り方が違う。

患者さんは体調が悪い中で病院を探しているので、予約を取るだけでも大変な作業になってしまいます。特に高齢の患者さんにとって、複雑なシステムは大きな障害になっているでしょう。

不安解消要素の不足

病院を選ぶとき、患者さんは様々な不安を抱えています。

「この先生は信頼できるかな」
「ちゃんと診てもらえるかな」
「治療費はどのくらいかかるかな」
「設備は整っているかな」

こうした不安に対して、十分な情報提供ができていない病院のホームページが多いです。

医師の紹介では、名前と専門科目だけで、詳しい経歴や専門分野、治療に対する考え方などがわからない。設備についても、「最新の機器を導入」とだけ書いてあって、具体的にどんな検査や治療ができるのかわからない。

治療費についても、保険診療の範囲内なのか、自費診療も含まれるのか、大体どのくらいの費用がかかるのか、といった情報が不足していることが多い。

また、院内の雰囲気や、実際に受診したときの流れも、初めて来院する患者さんにとっては不安要素です。どんな建物なのか、待合室はどんな感じなのか、受付での手続きはどうすればいいのか。こうした基本的な情報も、きちんと伝えられていないことが多いです。

こういった状況のホームページでは、患者さんが求める情報を適切に提供できないでしょう。他の業種と違い、こういった状況はとても重大な状況を引き起こしてしまうかもしれません。
なので、正しい情報を適切なタイミングで、わかりやすく提供しているホームページにしておく必要があります。

医療機関向けサイトスタイリングの4要素

信頼性・清潔感・安心感を重視するデザイン

医療機関のホームページでは、患者さんに信頼感と安心感を与えるデザインが必要です。

色使いでは、清潔感を表現する白を基調とし、温かみを感じられる色もバランスよく取り入れます。派手すぎず、落ち着いた印象を与えるカラーパレットを選択します。

レイアウトでは、情報が整理されて見やすく、プロフェッショナルな印象を与える構成にします。ごちゃごちゃした印象にならないよう、適切な余白を設け、情報を段階的に表示していきます。

写真も重要な要素です。
院内の清潔な様子、最新の医療機器、医師やスタッフの温かい表情など、患者さんが安心できるような写真を、素材ではなく、実際のスタッフが写っている写真で効果的に配置します。

ただし、医療機関特有の配慮も必要です。
患者さんのプライバシー保護はもちろん、医療広告ガイドラインへの遵守も重要です。

アクセシビリティ重視のパフォーマンス最適化

医療機関のホームページでは、幅広い年齢層の患者さんが利用することを考慮したパフォーマンスの最適化が絶対に必要です。

高齢の患者さんも多く利用するので、文字サイズ、コントラストの最適化、音声読み上げソフトへの対応など、アクセシビリティに配慮した設計が重要です。

表示速度も重要です。
体調が悪い中で病院を探している患者さんにとって、ページの読み込みが遅いとかなりのストレスになります。特に緊急性のある症状で病院を探している場合、少しでも早く情報にアクセスできることが重要です。 「loading…(読み込み中…)」なんて悠長に待っていられません。

スマートフォンでの表示も適切な最適化が必要です。
外出先で急に具合が悪くなったときに病院を探したり、移動中に病院の情報を確認したりすることも多いからです。ただ、スマホで見られるといったレベルではなく、見やすい、わかりやすい、操作しやすいがすべてのページで出来ていなければなりません。

患者目線の使いやすい情報設計

医療機関のホームページでは、患者さんの立場に立った情報設計が重要です。

患者さんは、症状から診療科を探すことが多いので、症状別のページを作ったり、「こんな症状の方は○○科へ」といった案内を充実させたりする必要があります。

診療時間や休診日、予約方法などの基本情報は、トップページからすぐにアクセスできる場所に配置。緊急時の連絡先や、夜間・休日の対応についても、わかりやすく案内します。

初診の患者さん向けには、受診の流れ、必要な持ち物、大体の待ち時間など、来院前に知っておきたい情報をまとめたページも必要でしょう。

あと、地図やアクセス方法も重要です。
公共交通機関でのアクセス、駐車場の有無、最寄り駅からの道順、送迎バスの利用法や時刻表など、患者さんが迷わず来院できるように、わかりやすく情報を提供します。

専門性・実績・安心感を伝えるコンテンツ

医療機関のホームページでは、医師の専門性と医療機関としての実績を、患者さんにわかりやすく伝えるコンテンツが一番重要です。

医師の紹介では、専門分野、経歴、学会での活動、論文や研究実績など、専門性を示す情報を患者さんにもわかりやすく説明します。ただし、専門用語を多用するのではなく、「どんな症状の患者さんを多く診ているか」「どんな治療を得意としているか」といった、患者さん目線での説明も加えます。

設備や機器についても、「最新の○○を導入」という説明だけでなく、「この機器により、○○という検査が可能になり、患者さんの負担を軽減できます」といった、患者さんのメリットを中心とした説明にするとわかりやすいです。

治療実績についても、可能な範囲で具体的な数字を示しながら、患者さんの安心につながるような情報提供を行います。

受診・治療の「線」設計

症状検索→病院選択→予約→受診→治療→満足の流れ最適化

医療機関のホームページでも、患者さんの受診行動を「線」として捉えた設計と改善が重要です。

症状検索段階

患者さんが自分の症状に対応する診療科や医師を見つけやすくする工夫が必要です。症状別のページ、「こんな症状でお困りの方」といった案内、簡単な症状チェック機能などにより、適切な診療科への導線を最適化します。

病院選択段階

患者さんが安心してその病院を選べるよう、医師の専門性、設備、治療方針、実績などの情報をわかりやすく提供します。他の医療機関との違いや特色も明確に伝えます。

予約段階

患者さんがストレスなく予約を取れるよう、予約システムを簡素化します。電話とネット予約の両方に対応し、それぞれの手順を明確に案内します。初診と再診の違い、必要な準備なども事前に説明します。

受診段階

患者さんが安心して来院できるよう、受診の流れ、院内の様子、待ち時間の目安などを事前に伝えます。初診時の流れを詳しく説明し、当日の不安を軽減します。

治療段階

治療方針や期間、費用について、事前にある程度の情報を提供します。患者さんが治療に対して前向きに取り組めるよう、治療の必要性や効果についても説明します。

満足段階

治療後のフォローアップ、定期検診の案内、日常生活での注意点などを通じて、継続的な関係を構築します。

この一連の流れを「線」として捉え、各段階で患者さんが安心して次のステップに進めるよう、ホームページ全体を最適化することが大切です。

こういった段階の最適化は、診療科目や病院の規模によっても掲載する内容が違ってきます。なので、どこかの有名病院の真似をするのではなく、患者さん目線でその流れを整えることが大切です。

患者に寄り添う医療機関のサイトスタイリング™

医療は、患者さんの生命や健康に直接関わる重要なサービスです。
だからこそ、患者さんが安心して医療機関を選び、信頼して治療を受けられるような情報提供が必要です。

優秀な医師がいて、最新の設備があり、質の高い医療を提供していても、それが患者さんに伝わらなければ、選んでもらうことはできません。

デザイン、性能、使いやすさ、コンテンツの4つの要素を統合的に最適化するサイトスタイリング™は、患者さんの不安を解消して、安心して受診してもらえるホームページに成長させていくお手伝いができます。

当社では、これまで数多くの病院・医療機関のホームページ制作やリニューアルを手がけており、医療業界特有のニーズや規制への対応も含め、豊富な経験を蓄積しています。医師の専門性を活かしながら、患者さんに選ばれる医療機関づくりをホームページ改善からサポートしていきます。

もし、あなたの医療機関のホームページが患者さんに寄り添えていない、医療機関の特色や専門性が十分に伝わっていないなどの課題を抱えているなら、この記事に書かれている内容をもとに、医療機関特有の視点で見直してみてください。

きっと、これまで気づかなかった改善ポイントが見つかるはずです。

そして、本格的に病院・医療機関ホームページの制作やリニューアルに取り組みたい方は、当社のサイトスタイリング™メソッドで、患者さんに寄り添う医療機関づくりを、一緒に進めていきましょう。

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