折込みチラシを見て、買い物をする人が増えているようです。
主婦に限った調査ですが、2009年と比べて、9ポイント上昇しているそうです。
先日、何気なく買った雑誌(プレジデント 2010 8.30号)に書かれていた内容なのですが、雑誌の中でも気になった記事のひとつだったので、ご紹介します。
主婦が買い物をする際、49.8%の人がチラシを見てから出かけているようです。
内訳は以下の通り。
「いつもチラシを見てから出かける」 16%
「チラシを見てから出かけることが多い」 33.8%
折込みチラシは、新聞購読者の減少などで効果のほどが以前より落ち込んでいると言われていましたが、ここ数年の不況からか折込みチラシの活用が高まっているようです。
日々技術革新が行われ、便利なサービスがリリースされているネット媒体と比べ、地味なイメージを感じますが、エリアを限定した中で、約半数の方に見てもらえる折込みチラシはなかなかの効果を発揮するのではないかと思います。
さらに、日々チェックしてくれる方がいるということは、店舗ごとの個性を打ち出すにはもってこいの媒体です。一種のブランディグ効果が発揮できるかなと。
例えば…
いつも安く野菜を販売しているチラシを配布し続けていると、毎日チラシをチェックしている人に、「野菜が安い店」というイメージを刷り込ませることができます。
但し、これには他店よりも野菜だけは常に安く提供し続けることが必要になってきます。
即効性、地域限定、個性を発揮できる折込みチラシは、ネットでの販促媒体が増えていく中でも、実は意外にその効果を発揮しており、無視できないツールとして存在し続けている。
販促を考えた上で、何を目的でどのようなことを行うのかをはっきりさせ、すべての販促媒体を含めて検討した上で、最適な媒体を利用することで、コストパフォーマンスよく最大限の効果を得られるのだと感じました。